LDLコレステロールは、肝臓のコレステロールを体の各器官に運びます。もし増えすぎると、血管壁に余分なコレステロールがたまってしまいます。では、どんなリスクがあるのでしょうか?

脂質異常症

血液中にLDLコレステロールと中性脂肪(トリグリセライド)などの脂質が高い状態を、脂質異常症といいます。以前は高脂血症とも言われていました。脂質異常があっても通常は何の症状もありません。ですが脂質異常はいわば血液がドロドロの状態です。当然、体に良いわけがありません。自覚症状がないために気づくのが遅れ、ある日突然、症状が出るのです。ですから、健康診断で脂質異常症の疑いあり、と言われたなら放置せずに、すぐに受診して医師の指導を受けることが大切です。特に最近は30代から50代の働き盛りの年代の方に脂質異常症の人が増えているので、ふだんから食生活や運動不足に注意し、なるべく規則正しい健康的な生活を心掛けることでコレステロール値をおさえましょう。

血液ドロドロ動脈硬化のリスク

血液中のコレステロールの値が高いと、動脈の内壁にコレステロールがたまって血管が硬くなります。すると血流が滞って動脈硬化がおきます。その結果、心臓の筋肉に酸素と栄養を送る冠動脈が細くなって心筋梗塞がおこったり、脳の動脈がつまって脳梗塞をおこしたりします。心筋梗塞や脳梗塞は突然死につながることがあるので、たかがコレステロールと甘く見てはいけないのです。